大人アトピー性皮膚炎の悩み!メイク、髭剃りはどうすればいい?

大人のアトピー性皮膚炎ならではの「悩み」

アトピー性皮膚炎は、子どもがかかる病気と思われがちです。ですが、実際には子ども時代に改善されず、大人になってからもアトピー性皮膚炎にかかっていたり、大人になってから悪化要因によって発症したりと、大人でもアトピー性皮膚炎に悩んでいる方も多くいます。

生活が不規則になりがちで、炎症をコントロールしにくい
社会に出て働くようになると、繁忙期や仕事のトラブルなどで、どうしても生活習慣が不規則になってしまうことがあります。アトピー性皮膚炎は、生活習慣の乱れが悪化に直結するケースも多々ありますので、できる限り規則正しい生活を送れるようにしたいところです。

「最近生活が不規則だな」と感じたら、なるべく意識して乱れた生活リズムをリセットし、規則正しく過ごせるようにしてみましょう。休日は眠くてもいつもの時間に起きて体を動かしてみる、簡単に済ませていた食事は野菜中心の体に優しいものにする、などしてみるのもおすすめです。また、生活が不規則になると、スキンケアの時間が十分に確保できず、そこから肌のバリア機能が低下してしまうリスクもあります。毎日行うものだからこそ、負担にならずに継続してできるよう、手順や準備などを工夫するのも良いでしょう。

仕事や環境のストレスで、悪化してしまうことも
人間関係や職場での悩みなど、様々な場面で感じるストレスは、軽いうちは良い緊張感となって成長の糧になったり、乗り越えたときの達成感を得られたりと良い働きします。ですが、ストレスも過度になると、不安感や集中力の低下、イライラ感などの心理的側面や頭痛や肩こり、睡眠障害など身体的側面に悪い影響を与えてしまいます。

アトピー性皮膚炎の場合、これらのストレス要素に加えて、「かゆみ」、「肌の状態」など特有の悩みやストレスを感じることが多く、ストレスフルな状況におかれることもあります。ですが、ストレスはアトピー性皮膚炎にとって悪化要因になることがあり、ストレス→悪化→さらにストレス→さらに悪化という、悪循環に陥ってしまうことも考えられます。

「かゆみ」だけじゃない! 仕事中は内服薬の副作用で眠気も
アトピー性皮膚炎では、内服薬として抗ヒスタミン薬が処方されることがあります。抗ヒスタミン薬の種類によっては、副作用として眠気が起こったり、集中力が低下したりすることがあります。これは、抗ヒスタミン薬が脳内でヒスタミンの働きをブロックすることによってパフォーマンスが低下する「インペアード・パフォーマンス」が発生するためです。

インペアード・パフォーマンスは、眠気だけでなく、だるさや集中力の低下などを感じる方も多いと言われています。前日しっかりと睡眠を取っていても、眠気などの副作用によって、仕事に影響が出てしまうと、周囲だけでなく本人もつらい思いをすることがあります。医師の診断を受ける際に、眠気の副作用が少ない内服薬に変更してもらえないか、相談すると良いかもしれません。

メイクする?しない? 肌の状態で判断しましょう

肌をきれいに見せたいとき、メイクは強い味方です。ですが、メイク用品は肌にとって刺激がある場合が多く、状況によっては肌の状態を悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。

炎症がひどいときには、できるだけメイクは避けましょう
炎症がひどいときほど、肌の状態を隠したい気持ちからメイクをしたくなりますが、炎症を悪化させることにもなりかねませんので避けた方が無難です。メイク用品は、バリア機能が低下している肌にとっては強い刺激となるほか、メイクを落とすためのクレンジングも、刺激となります。なるべく早くに炎症を抑えて、肌の状態を回復させるためには、アイブロウやリップなど、通常の洗顔だけで落とせるものまでにしておくと良いでしょう。

メイクしても大丈夫かは、自分の肌と相談を
比較的肌の状態が良いときなどは、自分の肌をしっかり把握したうえでメイクが可能な時もあります。その場合でも、肌の広範囲に使用するファンデーションは、低刺激のものを使用するようにしましょう。また、リキッドよりパウダリーファンデーションの方が、界面活性剤の含有率が少ないと言われています。界面活性剤などの添加物は、アトピー性皮膚炎の肌にとっては強い刺激となることもあります。使用するファンデーションの成分表などを確認して、できるだけ肌への負担が少ないものを選ぶと良いでしょう。

ウォータープルーフのマスカラや、落ちにくい口紅などは、しっかりと落とせるタイプのクレンジングが欠かせなくなり、肌への負担が大きくなってしまいます。アトピー性皮膚炎の肌には、できれば避けた方が安心です。

メイク後のクレンジングは「丁寧・優しく」で悪化させない
クレンジングは、その成分の刺激と、メイクを落とすための肌への刺激で悪化することもありますので、刺激になる成分がなるべく少ないものを選び、優しく行うようにしましょう。クレンジングの際は、量が少ないと手と肌の摩擦が強くなり、ダメージとなってしまいますので、商品に記載されている「適量」を使うのがポイントです。クレンジングシートは手軽にメイクを落とせる便利なものですが、しっかり落とそうとこすりすぎることがありますので注意するようにしましょう。

できれば剃らずにすませたい! できるだけ肌に負担をかけない髭剃りを

毎日の髭剃りが苦痛、と言う方も多いかもしれません。健康な肌であっても、カミソリ負けで肌が荒れた経験を持つ方は少なくありません。

髭剃りすると起こる「カミソリ負け」とは?
髭剃りで起こる、かゆみや痛み、湿疹などの肌荒れは、「カミソリ負け」とも言われる肌トラブルです。健康な肌でも、肌表面には小さなおうとつがあり、これにカミソリが細かな傷をつけることで起こると言われています。また、カミソリによって髭だけでなく肌の最外部にある角質層も削り取られてしまうため、肌のバリア機能が低下し、肌の炎症を引き起こしますので、肌には良い行為と言えません。肌のバリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎の肌では、さらなる低下にもなりかねませんので、髭を剃らずに済むのであれば、剃らないほうが肌への負担は少なくなります。

アトピー性皮膚炎の肌には、電動シェーバー? カミソリ?
一般的には、T字カミソリよりも電動シェーバー方が、肌への負担は少ないと言われています。ただし、手入れのされていない電動シェーバーは、中で雑菌が繁殖してしまうこともあり、肌トラブルの原因にもなりますので、使用後は必ず手入れをするようにしましょう。また、髭剃り後の肌は、ダメージを受けた状態です。髭剃り後はすぐにスキンケアを行い、肌の状態を悪化させないようにすることが大切です。

アトピー性皮膚炎だから飲酒はダメ?! 飲酒での注意点とは

アトピー性皮膚炎の肌にとっては、飲酒することでかゆみが増したり、肌の状態が悪化したりすることもあり、「飲酒しないほうがいい」と言われることもあります。ですが、医師に禁酒を勧められているとき以外は、どうしてもやめなければならないとも言えません。

「ほどほどに」が飲酒の基本
ストレス解消やコミュニケーションツールとして、飲み会を活用されている方も多いかもしれません。少量ならリラックスできたり、気分が高揚したりするアルコールも、量が過ぎれば健康に害を及ぼしかねません。過度な飲酒は、肝機能障害や糖尿病、高血圧などの様々な病の原因となることもあり、自分自身の「適量」をしっかりと見極めて飲むことが大切です。

アトピー性皮膚炎の場合は、帰宅してから適切なスキンケアを行う必要がありますが、深酒をしていればそれも難しくなり、肌の状態を悪化させるきっかけになってしまうこともあります。肌を良い状態で維持できるよう、お酒は「ほどほどに」して、大人として適度な量をたしなむようにしましょう。

お酒の「おつまみ」には十分に注意
お酒を飲むときに多く利用されている居酒屋のメニューは、お酒が進む料理であることが多く、お酒と料理を楽しめる場所として、利用されている方も多いかもしれません。おつまみを食べることで、胃の粘膜の上に層が作られ、アルコールが胃を荒らすリスクを軽減してくれますので、飲酒には欠かせません。

ですが、揚げ物や味の濃いものなどを多く取りすぎると、肌には負担になることもあります。飲酒するときは、できるだけ肌に優しいものを選ぶと良いでしょう。また、1度に飲む量はほどほどでも、毎日飲んでいては肝臓が休まらず、体や肌には負担となります。お酒が好きな方でも、週に1・2回は「飲まない日」を作って、自分の趣味やリラックスできる時間に充てるなどして、体と心をしっかりと休めるようにしてみましょう。

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